量子計算機で楕円曲線鍵解読に成功しBTC暗号リスクへの警戒高まる

量子計算機で楕円曲線鍵解読に成功しBTC暗号リスクへの警戒高まる

2026.04.27

NEW
量子計算機で楕円曲線鍵解読に成功しBTC暗号リスクへの警戒高まる

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

Project Elevenは、独立研究者Giancarlo Relli氏が一般利用可能な量子コンピューターで15ビットの楕円曲線鍵解読に成功したと発表した。報奨金として1BTCが支払われ、公開された量子攻撃としては現時点で最大規模とされる。2025年に6ビット鍵解読が報告されていたが、今回は大幅な性能向上となった。一方、BTCで使われる楕円曲線暗号は256ビットであり、直ちに実用的脅威となる段階ではない。ただ同社は、差は物理限界ではなく工学的課題になりつつあると指摘し、必要な量子ビット数も低下傾向にあると説明した。

CEOのAlex Pruden氏は、クラウド経由で誰でも使える環境で成果が出た点を重視し、耐量子暗号への移行を急ぐべきだと訴えている。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、22日に記録していた79,000ドルまで上昇したが、本日明朝に下落し、上昇前の77,000ドルに戻った。21期間移動平均線(SMA)と77,000ドルのラインがサポートラインとして機能し、下落は落ち着いている。

直近の相場環境は良い方向に向かっており、200SMAは上昇傾向にあり、今後の上昇に期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 28日 22:00【米国】S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比)
  2. 28日 23:00【米国】コンファレンスボード消費者信頼感指数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。