2023.11.20
仮想通貨(暗号資産)の値動きはしっかり。ビットコイン(BTC)をはじめ、多くの銘柄が上昇した。
Global Xが提出したビットコイン(BTC)の現物ETF申請に関して、先週末に米証券取引委員会(SEC)は判断を延期したと伝えられている。SECによる判断延期は一般的であり、相場に大きな影響を与えていない。市場は、引き続きSECの判断について注意深く見守っている状況だ。
各種報道を基に考えると、市場参加者の多くがETFに関心を持っており、かつ、最終的に承認されると見ている模様だ。SECがETF組成の可否について判断した際に、相場が大きく動く可能性があるので注意したい。
1時間足チャート(BTCUSDT)
1時間足チャートを見ると、BTC価格は200期間移動平均線(SMA)に頭を押さえられる展開が続き、200期間SMAを上抜けると、上昇を速めた様子が分かる。21期間SMAも200期間SMAの上に移動し、ゴールデンクロスとなった。しかし、200期間SMAはまだ横ばいであり、上昇トレンドが確実とは言えない。上昇する場合、21期間SMA付近で押し目を形成するかどうかに注目だ。
なお、RSIを見ると、買われすぎの状態から下げて過熱感が解消されている。上値余地があると判断可能で、BTCの買い方にとっては良い状態だ。