2023.12.01
仮想通貨(暗号資産)価格は全面高。ビットコイン(BTC)も上昇した。
2日(土)0時に米ISM製造業景況指数が発表され、前月と同じ結果だったものの市場予想よりも弱く、市場は米ドル売りで反応した。また、午前1時にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が発言し、政策金利引き上げの可能性を示したものの、タカ派的な内容ではなかった。これを受けて、ドル円は下げ足を速めている。
BTCは金曜日の午後から深夜にかけて上昇しており、パウエル議長の発言も価格上昇に寄与した模様。また、週末から週初めにかけて仮想通貨市場への資金流入が観測され、BTC始め主要銘柄が上昇している。
1時間足チャート(BTCUSDT)
1時間足チャートを見ると、安値と高値をそれぞれ切り上げており、上昇トレンドの定義に沿った動きをしている。200期間移動平均線(SMA)と21期間SMAはそれぞれ右肩上がりであり、上昇トレンドが強い。
ただし、現在値は21期間SMAから大きく離れ、RSIも買われすぎ示唆の範囲でさらに上昇しており、短期的な過熱感がある。押し目を作る場合は、21期間SMA付近で反発するかどうかがポイントになりそうだ。