2023.11.30
仮想通貨(暗号資産)価格は穏やかな値動き。ビットコイン(BTC)はわずかに上昇した。
昨日は米国で7月~9月期四半期国内総生産(GDP)が発表され、市場予想を上回る結果だった。しかし、内訳を見ると個人消費の減速を確認でき、また、同時刻に発表された米コアPCEも市場予想より低い値だった。米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも景気減速が示唆されており、市場は米政策金利引き上げの終了を織り込みつつあると考えられる。
なお、金利の低下は仮想通貨価格にとってプラス材料とされる場合があるものの、昨日の各種経済指標発表は主要銘柄の価格に直接的には影響しなかった模様だ。
1時間足チャート(BTCUSDT)
1時間足チャートを見ると、BTC価格は高値から下落したものの反発し、再び21期間移動平均線(SMA)を上にブレイクしている。21期間SMAは右肩下がりであるものの、200期間SMAは依然として右肩上がりであり、全体として上昇トレンドだと判断可能だ。上昇トレンドが継続するには、BTC価格が直近高値を上抜けられるかどうかがポイントになるだろう。
なお、RSIは50付近を推移しており、過熱感は見られない。材料次第で上方と下方のいずれにでも進める状態だ。