2024.01.10
仮想通貨(暗号資産)は下落が優勢。ビットコイン(BTC)が下げている一方、イーサリアム(ETH)は上昇している。
米証券取引委員会(SEC)のXアカウントが乗っ取られた模様で、BTC現物のETFが承認されたとするフェイクニュースが投稿された。ニュースを受けてBTCは上昇したものの、ほどなく下落に転じて推移している。SECのポストは誤りと判明した一方、この一連の動きにより、ETF承認直後は売り圧力が強いだろうことが示された。
市場予想では、SECによる結果発表は米国時間の10日夕刻(日本時間11日早朝)になると見込まれている。承認される場合、再び下落するか、それとも上昇するかに注目だ。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTは高値と安値をそれぞれ切り上げており、上昇トレンドを維持している。本日早朝のフェイクニュースで大きく上下動したものの、21期間移動平均線(SMA)を明確に下回るまでには至っていない。2本のSMAはそれぞれ右肩上がりであり、これらがサポートラインとして機能しそうだ。
なお、RSIは買われすぎの水準から戻しており、50台で推移している。相場の過熱感はなく、上方向にも下方向にも動ける状態だ。