2024.01.16
仮想通貨(暗号資産)はまちまち。直近24時間でビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)はわずかに下げている。
BTCは先週金曜日から土曜日にかけて価格を下げた。ETF承認後に下落したことから、相場格言「噂で買って事実で売れ」の値動きだとの声が聞かれる。しかし、BTC価格は昨年末の水準に戻したのみで大幅な値崩れはない。
ETFの売買状況を確認すると、当記事執筆時点で時価総額は267億ドル(およそ3兆8,000億円)を超えている模様で、資金が順調に流入している。今後も資金流入が続くなら、BTC現物保有者による売り圧力が緩和したのちに価格は徐々に上昇すると想定可能だ。
4時間足チャート(BTCUSDT)
4時間足チャートを見ると、200期間移動平均線(SMA)はほぼ横ばい、21期間SMAは右肩下がりでデッドクロス間近だとわかる。BTCUSDTは200期間SMAに頭を押さえられており、少なくとも短期的には下落トレンド入りしているといえそうだ。200期間SMAは直近のレジスタンスライン付近に位置しており、上昇トレンドに回帰するにはこのラインを明確に上回ることが必要。
RSIに目を移すと、売られすぎの水準まで下げた後に緩やかに戻す展開。下落がやや優勢だと判断可能で、上昇に転じるには何かきっかけが必要かもしれない。