ETHが2022年4月以来の3,000ドル

仮想通貨（暗号資産）は下落がやや目立つ。ビットコイン（BTC）はわずかに上げた。

イーサリアム（ETH）が2022年4月以来となる3,000ドル台に乗せた。ETH価格は2023年末と比べておよそ31.7％上昇し、それに対してBTCの上げ幅はおよそ23.1％である。今年はBTCの価格上昇に注目が集まっているが、ETHはそれをしのぐ上昇率を見せており、今後の動向に注目だ。

ETH関連の直近のイベントとして、アップグレード「Dencun」（デンクン）が挙げられる。今年3月に実装が予定されており、期待通りならイーサリアムのレイヤー2のガス代が大幅に低減するはずだ。

4時間足チャート（ETHUSDT）

ETHUSDTを4時間足チャートで見ると、上下動しながら右肩上がりの曲線を描いており、典型的な上昇トレンドだ。下落しても21期間移動平均線（SMA）付近で反発を繰り返しており、上昇力は強い。

その一方、RSIはしばしば買われすぎを示唆しており、当記事執筆時点でも70を越えている。これはトレンドが強い場合に見られる傾向であり、RSIの視点で見てもETHの強さを確認できる。RSIがこの水準を維持し続けるならば、ETHのさらなる上昇を想定することも可能だ。