2024.03.15
仮想通貨(暗号資産)は全面安。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も下落した。
英国でのBTCをめぐる裁判で判決が出され、クレイグ・ライト氏はサトシ・ナカモト(BTC発明者)ではないとの判断が示された。さらに、同氏はBTCのホワイトペーパーの筆者でなく、ビットコインを発明していないことも同時に示された。ライト氏は自分自身がサトシ・ナカモトだと長年主張してきたが、この論争に終止符が打たれたことになる。
この判決により、同氏がBTCに対する知的財産権などを主張できなくなれば、仮想通貨業界にとって大きなリスクが一つなくなったと考えられる。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、上昇し続けた後、直近はやや下落している。しかし、2本の移動平均線(SMA)は右肩上がりで、上昇トレンドが継続中だ。下落目途として、64,000ドル付近のサポートラインや21日SMAを想定できる。2つの目途を明確に下回る場合には、52,000ドル付近までの下落を想定できそうだ。
RSIに目を転じると、買われすぎの水準から脱した。直近の下落は過熱感緩和のために必要な動きだったと判断可能で、目線は引き続き上側が中心となるだろう。