ステーブルコインの時価総額が増加中

仮想通貨（暗号資産）は上昇銘柄がやや多い。ビットコイン（BTC）は下げた一方で、イーサリアム（ETH）は上げた。

USDTなどステーブルコインの時価総額が増加し続けている。USDTは2023年から、USDCは今年に入ってからの増加が顕著だ。ユーザーは仮想通貨を買うためにドルをステーブルコインに両替していると考えられ、仮想通貨市場は引き続き強気だと想定できるだろう。

なお、直近の価格下落局面でも、ステーブルコインの時価総額は減少しておらず、むしろ増加している。仮想通貨をステーブルコインに交換して様子見していると考えられ、仮想通貨市場そのものからの撤退ではなさそうだ。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、1か月以上の上昇の後に下落に転じ、上下動がやや大きい展開となっている。21日移動平均線（SMA）を下回ってから反発したものの、21日SMAで跳ね返された形だ。SMAは2本とも右肩上がりだが、下落が優勢な可能性がある。

RSIに目を転じると、下落して現在は50台に位置している。トレンドは下向きだが、上にも下にも動ける状態だ。今後の値動きとしては、価格が21日SMAを明確に上回れるかどうかが鍵になるだろう。