2024.03.21
仮想通貨(暗号資産)は全面高。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も大幅に高い。
一昨日のBTCは大きく下げたが、本日にかけてほぼ全戻しした。米FOMC(連邦公開市場委員会)が政策金利を据え置くとともに、年内の利下げ見込み回数を3回で維持しており、これを好感した可能性がある。
BTCはそれ自身が金利を生むことはなく、この点でゴールド(金)と同じ性質を持つ。ゴールドもFOMCの決定後に価格を上げた。BTCは経済指標に大きく反応することがあり、今後も一定の注意を払う必要がありそうだ。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、21期間SMA付近まで上昇しては反落する形で下落を続けた様子がわかる。しかし、200期間SMA付近で反発すると、21期間SMAの上に抜けた。直近は再び下落模様だが、21期間SMAで反発して直近高値を上回れるかどうかが今後の鍵になるだろう。
なお、RSIを見ると、上がっているものの現在は50台に位置しており、上昇余地は大きい。同時に下落余地も大きいことを示しており、価格と2本のSMAの位置関係が重要だ。価格が2本のSMAを明確に下抜けると、上昇トレンドに戻るのに時間を要するかもしれない。