Binance前CEOに禁固4か月の判決

仮想通貨（暗号資産）は全面安。ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）も大きく下落した。

Binance創業者であり前CEOのCZ氏に対し、禁固4か月の判決が下された。同被告は昨年11月に罪を認め、罰金支払いとCEO退任に同意しており、判決の内容に注目が集まっていた。

Binanceも罰金の支払いに応じ、現在も営業を継続している。同社が発行した仮想通貨BNBはCZ氏退任後に騰勢を強めており、直近の価格はドルベースで2021年高値付近に位置している。CZ氏にまつわる諸問題は、現在のBNBに特段の影響を及ぼしていない模様だ。

4時間足チャート（BNBUSDT）

BNBUSDTを4時間足チャートで見ると、軟調で推移している。21期間移動平均線（SMA）を下抜けて以降の反発局面では、SMA付近での反落を繰り返してきた。直近は200期間SMAをも下抜け、反発しても200期間SMA付近で頭を押さえられる展開だ。SMAのデッドクロスが実現すると予想でき、下落圧力が強い。520ドル付近にサポートラインを確認できるので、この付近までの下落を想定できるだろう。

RSIに目を転じると、現在は40付近で推移しており、トレンドは下向き。売られすぎの水準までは距離があり、BNBUSDTは今後もしばらく下落が続くと想定可能だ。