アルゼンチンがBTCの法定通貨化を検討か

仮想通貨（暗号資産）は下落が優勢。ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）も安い。

各種報道によると、アルゼンチンの代表団がエルサルバドルを訪問し、BTCの法定通貨化について協議した模様だ。エルサルバドルはBTCを法定通貨として採用していることで知られている。

アルゼンチンは経済的な安定性を欠いており、昨年のインフレ率は200％を超えたと報じられている。昨年末に大統領に就任したミレイ氏にとって、インフレ鎮静化と経済発展が大きな課題。BTCが法定通貨の選択肢の1つとして考えられている模様だ。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、おおむねレンジ相場で推移している。21日移動平均線（SMA）をしばらく下回っていたが、上抜けた後は21日SMAに沿って上昇中。200日SMAも右肩上がりだが、全体としてはレンジ相場であり、上昇トレンドだと判断するのは難しいだろう。72,000ドル付近にレジスタンスラインを確認でき、このラインを明確に上回れば、上昇トレンドへの回帰と史上最高値更新が視野に入る。

なお、RSIに視点を向けると、50を中心に上下動している。下落にも上昇にも勢いがあるとはいえず、今しばらくレンジ相場が続くかもしれない。