2024.05.27
仮想通貨(暗号資産)は強弱入り交じる展開。ビットコイン(BTC)は下げた一方、イーサリアム(ETH)は高い。
BTCの現物ETFへの流出入額推移を確認すると、2024年1月以降は流入超だったが、3月中旬以降は流出超が目立ち、5月中旬からは再び流入超の日々が続いている。その一方、BTCの価格推移を見ると、上昇傾向だった価格は3月中旬から軟調に転じ、そして5月中旬に再び上昇傾向に転じた。
ETFへの資金流出入とBTC価格の間には、正の相関関係があると考えられ、この傾向は今後も継続する可能性がある。ETHの現物ETFでも同様の関係があるなら、米国でのETHの現物ETFサービス開始後にETH価格は上昇するかもしれない。
日足チャート(ETHUSDT)
ETHUSDTを日足チャートで見ると、5月20日に大きく跳ねて以降は目立った押し目がなく、直近の足で上げ幅を拡大している。2本の移動平均線(SMA)はともに右肩上がりであり、上昇の勢いが強い。
ただし、現在値とSMAの間の距離が遠く、飛び乗って買うのはややリスクが高いように見える。買う場合は、反落を警戒しながら打診買いを進めることになるだろう。RSIは買われすぎの水準で張り付いているものの、価格上昇の勢いが強い場合はこれがダマシとなる可能性があり、要注意だ。