トランプ氏当選後、米SEC委員長はいつ誰が着任?

トランプ氏当選後、米SEC委員長はいつ誰が着任?

2024.11.08

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トランプ氏当選後、米SEC委員長はいつ誰が着任?

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

トランプ新政権で米証券取引委員会(SEC)の委員長はいつ誰になるだろうか?ドナルド・トランプ氏は、かねてより大統領に就任した際には、仮想通貨に厳しい取り締まりを行うゲイリー・ゲンスラーSEC委員長を即刻解任すると発言していた。実際、トランプ氏が大統領に当選したが、ゲンスラー委員長を解任できるのは、正式に就任する1月20日が最短となる。また、ロイター報道によれば、時期SEC委員長の候補を洗い出している動きがトランプ新政権にあるようだ。

現段階での最有力候補者としては、仮想通貨・株投資プラットフォーム「ロビンフッド」の最高法務責任者ダン・ギャラガー氏が上がっている。ギャラガー氏は、2011〜2015年にもSEC委員長を務めた経験があり、仮想通貨に非常に寛容的な考えを持っている。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、米大統領選でトランプ氏の当選確定による事実売りで、一時的に下落した。しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利引き下げの発表により、再度価格は上昇に転じ、過去最高値を更新した。RSIは買われすぎを6日から連日キープしており、21期間移動平均線(SMA)は上昇傾向にある。

しばらくはファンダメンタルによる影響が大きく、各指標は参考程度に見ておくことが望ましいだろう。

今後の主な経済指標

  1. 9日 21:00【米国】ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。