2025.02.21
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
米証券取引委員会(SEC)は19日、仮想通貨流動性プロバイダーへの規制強化を目的とした「ディーラー規則」に関する上訴を自主的に撤回した。バイデン政権下で導入されたこの規則は、5,000万ドル以上の資本を持つDeFi業者に証券法の遵守を義務付けるものであったが、2024年11月に地裁で無効と判断されていた。
SECの決定を受け、米ブロックチェーン協会は「仮想通貨業界の完全勝利」と評価。さらに、新体制のSECはコインベースやバイナンスを巡る訴訟の進行を遅らせる姿勢を見せており、トークンの証券性判断の見直しを進める可能性がある。規制の緩和と業界との対話が進むことで、仮想通貨市場の安定化が期待される。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、大幅に価格は上昇し、レンジ相場のトップラインである98,000ドルに到達した。今回の上昇としては、トランプ大統領の仮想通貨に対する強気な主張を再度発表したことや、SECの態度軟化が影響していそうだ。
RSIは60を超えて、21期間移動平均線(SMA)は上向きになったが200SMAは下向きであり、価格もレンジ相場を超えてはいないため、まだ油断はできない。