2025.06.06
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
2025年前半、現実世界資産(RWA)のトークン化が急成長し、市場評価額は年初の86億ドルから230億ドルを超えた。成長率は260%以上に達し、ブロックチェーン基盤の金融商品の普及が進んでいる。プライベートクレジットのトークン化が58%を占め、米国債トークン化も34%と存在感を示した。
規制の明確化が進んだことが背景にあり、SECは仮想通貨ステーキングに関するガイダンスを発表。仮想通貨業界では、米上院で審議中のステーブルコイン規制法「GENIUS法案」にも注目が集まっている。BTCの調整局面も、安全資産としてのRWA需要を後押しした。業界では今後さらに多くの企業の参入が見込まれている。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、価格は急落し、200期間動平均線(SMA)を下回り、10万2,000ドルまで下落した。RSIは30付近で売られ過ぎを示唆しており、21SMAが200SMAにデッドクロス間近となっている。
これまでの上昇トレンドから一転して、下落トレンドになる可能性があり、警戒が必要だ。