2025.11.21
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)は上昇、イーサリアム(ETH)は下落した。
コーナーストーン・リサーチとNY大学の報告書によると、SECが2025会計年度に提起した執行措置は56件と前年の80件から30%減少し、金銭的和解総額も45%減の8億800万ドル(約1,260億円)と2012年以来の最低水準となった。不当利得返還金などを含む総額も過去最少の1億800万ドルにとどまり、委員長交代に伴う執行緩和の傾向が顕著となっている。背景には、トランプ政権による仮想通貨に友好的な政策への転換がある。1月の大統領令で「デジタル金融技術のリーダーシップ強化」を掲げ、SECも仮想通貨タスクフォースを設置。
アトキンス委員長は「執行による規制」から明確なルール整備への転換を強調している。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、下落はとどまることなく続き、86,000ドル付近に位置している。21日移動平均線(SMA)が200SMAにデッドクロスしてから下落トレンドは明確となり、底も見えず8万ドルを切ってもおかしくない状況だ。RSIも20付近と売りが過熱しており、非常に相場環境は悪い。
さらなる下落は十分にあり得るため、引き続き警戒したい。