2025.11.19
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
米証券取引委員会(SEC)は18日、2026会計年度の検査優先事項を公表した。過去数年、重点分野とされてきた暗号資産関連の独立セクションは削除され、受託者責任や資産管理、顧客データ保護など伝統的分野に焦点が移った。アトキンス委員長は「検査は罰ではなく対話の場」と述べ、透明性と協調を重視する姿勢を示した。この方針転換はトランプ政権下で進む規制緩和の一環で、SECはコインベース訴訟の取り下げやリップルとの和解などで強硬路線を修正してきた。
新設の「仮想通貨タスクフォース」を通じ、執行中心から建設的対話への移行を進めており、業界関係者は規制環境改善の好材料と評価している。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、昨日は9万ドルを下回る場面も見られ、21期間移動平均線(SMA)に沿って継続して下落している。200SMAも下落傾向で、RSIも40を下回っており、相場環境は非常に悪い。
現在は9万1千ドル付近を推移しているが、再度9万ドル以下に下落する可能性には注意したい。