2025.11.11
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)は上昇、イーサリアム(ETH)は下落した。
米上院農業委員会は10日、仮想通貨業界を対象とした包括的規制法案の草案を公開した。共和党のジョン・ブーズマン委員長と民主党のコリー・ブッカー議員が提出した155ページの草案では、商品先物取引委員会(CFTC)に新たな監督権限を与え、暗号資産を「暗号化された分散台帳上で個人間譲渡可能なデジタル・コモディティ」と定義している。CFTCがこれらの資産市場を直接監督する体制を整える方針だ。ブッカー議員は「消費者保護と市場の健全性確保が急務」と強調する一方、CFTCの人員不足や政治的中立性への課題も指摘した。草案には両党間で調整中の部分が多く、特に利益相反規定やSECとの権限分担が焦点となる。
下院は既にデジタル資産市場明確化法案を可決しており、今後は両院で統一的な仮想通貨規制枠組みの策定が進む見通しだ。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、RSIがここ数日65付近と高い買い圧を示している。価格を見ても底打ったように見え価格は回復に向かいそうだ。次の転換点としては、200期間移動平均線(SMA)と11万ドルのラインで下落に転じるかどうかがポイントになる。
21SMAも上昇に転じており、今後の価格の上昇は十分期待できるだろう。