クラリティ法案はステーブルコイン利回り制限の妥協案が焦点

クラリティ法案はステーブルコイン利回り制限の妥協案が焦点

2026.03.17

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クラリティ法案はステーブルコイン利回り制限の妥協案が焦点

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

ワシントンで開催されるDCブロックチェーンサミットで、仮想通貨市場構造法「クラリティ法案」の進展が注目されている。最大の焦点はステーブルコインの利回り制限で、保有残高への利回り付与を禁止し、取引に応じた報酬のみ認める案が検討されている。背景には銀行の預金流出懸念と政治的な審議遅延があり、上院議員らが妥協案の調整を進めている。この規制はレンディング事業者の収益構造に影響する一方、SECとCFTCの管轄整理を通じて機関投資家参入の基盤整備にもつながる。業界は1週間以内の合意可能性を示唆しているが、法案の上院通過は4月以降と見られ、今週の議論が重要な分岐点となる。

今後の合意内容次第で審議はDeFiやトークン分類など残る論点の調整段階へ進む見通しだ。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、2月の初旬から継続していた68,000ドルを中心とする横ばいから抜け出し、74,000ドルを記録。RSIは60付近で高い買い圧、21日移動平均線(SMA)も下落から横ばいと回復傾向にあり、今後の上昇に期待できる。

次のラインとして78,000ドルが考えられ、上昇することに期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 17日 19:00【ユーロ圏】ZEW景況感指数
  2. 17日 23:00【米国】設備稼働率
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。