Google、BTCの量子破壊リスクを認めPQC移行の必要性を提示

Google、BTCの量子破壊リスクを認めPQC移行の必要性を提示

2026.03.31

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Google、BTCの量子破壊リスクを認めPQC移行の必要性を提示

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

Google Researchは、量子コンピュータがBitcoinの署名アルゴリズムECDSAを将来的に無力化し得るリスクを認める報告書を公表した。特に初期のP2PK形式で保管された資産は公開鍵が露出しており、Project Elevenは最大200万BTCが高リスクにあると指摘する。現行のP2PKH形式も送金時に公開鍵が露出するため完全な安全性はない。量子攻撃により失われたコインが市場に流出すれば需給が崩れ、価格に重大な影響を及ぼす可能性がある。Googleはこれを警鐘と位置づけ、約1300万物理量子ビット規模の計算能力を前提に脅威を評価しつつ、ポスト量子暗号(PQC)への移行を提唱。

将来的にはネットワーク全体でのアップグレードが不可避となる見通しだ。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、3月初旬で上昇の動きはあるものの、全体としてみると2月の8日頃から67,000ドルを中心として横ばいの状態が継続している。RSIは2月初旬は30付近だったのが、現在は40付近を平均としており、買い圧は徐々に上がってきていることがわかる。

しかし、200日移動平均線(SMA)は明確に下落傾向にあり、中期的には再度下落に転じる可能性は十分ある。

今後の主な経済指標

  1. 31日 22:00【米国】S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比)
  2. 31日 22:45【米国】シカゴ購買部協会景気指数(PMI)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。