2023.11.09
昨日から本日にかけて、仮想通貨価格は全般的に上昇。
昨日は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による発言を控え、ビットコイン(BTC)価格は値動きの乏しい展開が続いた。その後、FRB主催会合での議長発言において、政策金利や金融政策への言及はなく、BTC価格に特段の影響は見られなかった。議長の発言は日本時間10日午前4時にも予定されており、市場参加者の注目を引き続き集めている。
なお、ビットコインETFの承認期待などを背景に、BTC価格は短期的にも中長期的にも上昇トレンドが継続中である。
1時間足チャート(BTCUSDT)
BTC価格はおおむね200期間移動平均線(SMA)の上で取引されており、上昇トレンドが継続中。200期間SMAを一時的に下抜けた場面が2度あったが、いずれもほどなくして反発しており、このラインが市場参加者に意識されている可能性がある。また、21期間SMAが200期間SMAを一度も下回っておらず、上昇トレンドが強い。
なお、現在値は21期間SMAとの乖離が大きく、RSIは直近で70を上回っているため、一時的な反落に対する注意が必要だろう。