2023.11.13
仮想通貨(暗号資産)は強弱まちまちだが、全体としては上昇が継続中。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物ETF承認に対する期待が高まり、資金が引き続き流入している。価格が暴落したテラ(LUNA)なども上昇傾向で、知名度のある仮想通貨ならば何でも価格が上昇するとさえいえそうな状況だ。
直近1週間の時価総額上位の銘柄の中では、ソラナ(SOL)の上昇率が際立って高い。ソラナブロックチェーンのTVL(預け入れ資金量)が増加しており、これが注目されている可能性がある。あるいは、価格上昇が資金を惹きつけ、それが価格上昇に結びつくという好循環が起きているかもしれない。
1時間足チャート(SOLUSDT)
直近の21期間移動平均線(SMA)は上昇傾向から水平方向に転じ、ローソク足が21期間SMAの上下を行き来している。その一方、200期間SMAは依然として上向きであり、全体としては上昇トレンドが継続中と判断可能だ。下落に転じる場合は、200期間SMA付近までの下げを想定できる。明確な上昇トレンドに戻るには、直近高値を上抜けられるかどうかが鍵となるだろう。
なお、RSIは50を割り込む水準まで下落しており、上昇の過熱感は見られない。同様に、下落方向への過熱感も見られず、RSIからは相場の方向性を判断しづらい状況だ。