2023.11.23
仮想通貨(暗号資産)の値動きは堅調。ビットコイン(BTC)を始め、多くの銘柄で価格が上昇した。
昨日はバイナンス(Binance)をめぐるニュースが仮想通貨市場を席巻し、全面安の展開となった。しかし、BNBを除いて主要銘柄の価格下落率は1桁%にとどまり、本日は反発している。
相場を急反発させるような経済指標等のニュースは発表されておらず、市場参加者は強気の見方を維持している模様だ。また、バイナンスにとって米国の監督機関との和解はポジティブな要因であり、これが評価されている可能性もある。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTの日足チャートを見ると、10月半ばにBTC価格は200日移動平均線(SMA)を下から上方向に抜け、次いで21日SMAが200日SMAを上抜けてゴールデンクロスが示現した。直近でバイナンスの報道を受けて市場が全面安になったものの、日足チャートでは大きな下落を確認できない。全体としては上昇トレンドが継続中と判断してよいだろう。
RSIに目を転じると、10月中旬から11月前半にかけて買われすぎの水準で推移したが、直近は過熱感が緩和している。21日SMAがサポートとして機能し続ければ、一段高を期待できるかもしれない。