年末を控えてポジション調整が優勢な模様

仮想通貨（暗号資産）は売られる展開。主要銘柄に売りが集まり、年末を控えてポジション調整の売りが優勢と報じられている。ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）は直近24時間で2％超の下落、そして直近の上昇率が高かったソラナ（SOL）やアバランチ（AVAX）は8％以上の下げを記録した。

下落相場の中、BNBは直近24時間で7％超の上昇を見せている。バイナンス（Binance）がSleepless AI（AI）のローンチプールを発表しており、これを好感した買いが集まった模様だ。Sleepless AIとはコンパニオン（仮想恋人）を選んでチャットできるゲームで、独自仮想通貨「AI」がユーティリティトークンとして使用される。

1時間足チャート（BNBUSDT）

1時間足チャートを見ると、レンジ相場から急騰に転じ、その後は緩やかに価格を下げている様子がわかる。21期間移動平均線（SMA）も200期間SMAも右肩上がりである一方、BNBUSDTの反発力は弱く、21期間SMAを明確に上回ることができない。下落への警戒が必要だろう。下落する場合は、200期間SMA付近が目標になりそうだ。

なお、RSIは50台を推移しており、過熱感は見られない。市場の注目を集める材料が出れば、価格は上下いずれの方向でも大きく動く可能性がありそうだ。