ETF承認を巡る思惑が交錯か

時価総額上位銘柄の価格は総じて上昇。

ビットコイン（BTC）は緩やかに価格を上げ、ソラナ（SOL）やポルカドット（DOT）は上昇率が比較的高い。その一方、イーサリアム（ETH）やトロン（TRX）はわずかに下げている。

報道によると、BTC現物のETF組成に関して、米証券取引委員会（SEC）が申請書最終版の締め切りを12月29日に設定したことが明らかになった。この期限までに提出できない場合、2024年1月初旬に承認されない見込みである。すなわち、29日までに提出すれば1月初旬に承認されるという意味でもあり、市場では複数のETFが同時に承認されるとの見方が出ている。

なお、ETF承認後のBTC価格上昇期待がある一方で、反落予想も見受けられ、今後の値動きに注目だ。

日足チャート（SOLUSDT）

SOLUSDTの日足チャートを見ると、21日移動平均線（SMA）に沿って上昇したのちに価格を大きく上げている。SMAは2本とも右肩上がり、そして急騰中のローソク足は陽線が連なっており、極めて強い上昇トレンドだ。目立った押し目も見られない。

価格上昇にとっての不安材料は、現在価格と21日SMAの乖離が大きく、RSIが買われすぎ示唆を継続している点だろう。いつ反落しても不思議はない展開であり、反落する場合は21日SMA付近が目途になりやすいと想定可能だ。