2024.01.02
年末年始の仮想通貨(暗号資産)は穏やかな値動きの後、2日に大きく上昇。直近24時間のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の価格は、それぞれ6%台と4%台の上げを見せている。
BTCのETF申請に関して、主要な市場参加者が承認に向けて様々な情報を発信した。しかし、年末から元日にかけてのBTCは値動きが乏しく、価格に織り込み済みとの観測も見られた。また、承認直後の下落を警戒する声も出た模様だ。
しかし、2日になって動意づいており、新年を迎えて新規にBTCを買った投資家が多くいたとみられる。BTCはETF承認に加えて半減期の話題もあり、今年1年の価格推移に注目したい。
1時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTは狭い範囲のレンジ相場を形成したのち、2日に入ってから大きく上昇している。21期間移動平均線(SMA)は200期間SMAを下から上に抜けてゴールデンクロスを形成し、200期間SMAはわずかに右肩上がりに転じている。上昇トレンドに転じたと判断して良いだろう。
ただし、急激な上昇を反映してRSIは買われすぎを示唆しており、押し目を形成する可能性に注意したい。押し目になる場合の下落目途は21期間SMA付近が想定される。