SECがイーサリアムのETF判断を延期

仮想通貨（暗号資産）は上昇が優勢。ビットコイン（BTC）はわずかに上げ、イーサリアム（ETH）は逆に下げている。

ETHの現物ETFに関して、米証券取引委員会（SEC）は承認の判断を延期したと伝えられている。一部の市場関係者はBTCに続く承認を期待している一方、市場は延期を冷静に受け止めており、ETHに特段の値動きは見られない。

個別銘柄を見ると、ソラナ（SOL）が前日比で4％以上の上昇で市場をけん引している。SOLに特段の材料は見られない模様だが、資金流入が優勢だった。

4時間足チャート（SOLUSDT）

SOLUSDTは2本の移動平均線（SMA）が重なった価格帯を勢いよく下抜けると、下降トレンドを形成した。高値と安値をそれぞれ切り下げており、価格が21期間SMAに接すると再び下落した。

ただし、直近価格は21期間SMAを上抜けている。ここから下落する場合でも、21期間SMA付近で押し目を形成して反発すると、上昇トレンドへの回帰を期待できる。

RSIを見ると、売られすぎの水準から戻して50付近を推移。上昇・下落いずれの方向にも偏りはなく、どちらへも動ける状態だ。