仮想通貨市場は下降トレンドを形成

仮想通貨市場は下降トレンドを形成

2024.01.24

仮想通貨市場は下降トレンドを形成

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は昨日に引き続き安く、ビットコイン(BTC)は1%の下落。仮想通貨市場全体で、少なくとも短期の下降トレンドが形成された可能性がある。

仮想通貨情報サイト「CoinGlass」によると、BTC現物ETFの時価総額は234億ドルであり、減少傾向が継続中。その一方、GBTC以外のETFへの資金流入が報じられており、資金が一方的に流出しているわけではない。GBTCからの資金流出が止まれば、上昇トレンドに戻る可能性がある。

なお、個別銘柄を見ると、イーサリアム(ETH)とBNBがそれぞれ5%を超える下げを見せており、目立っている。

チャート分析

日足チャート(ETHUSDT)

チャート分析

ETHUSDTを日足チャートで見ると、直近は下げているものの上昇トレンドの継続を確認できる。ただし、現在値はサポートライン付近に位置しており、このラインを明確に下抜ける場合は上昇トレンドが終了したと判断可能だ。下落する場合の下値目途は、200日移動平均線(SMA)付近が考えられる。

なお、RSIを確認すると、全体的に右肩下がりで推移している。2本のSMAは上昇傾向が続いているものの、相場環境はやや弱いと言えそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 24日 23:45【米国】1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
  2. 24日 23:45【米国】1月総合購買担当者景気指数(PMI)
  3. 24日 23:45【米国】1月製造業購買担当者景気指数(PMI)
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。