2024.02.12
仮想通貨(暗号資産)は全面安ながら下落幅は小幅。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)もやや安い。
BTCが先週後半から騰勢を強め、現物ETF承認後の高値付近に位置している。直近7日間の上昇率は12%を越えた。各種報道によると、2月9日にBTCの現物ETFに5億4,100万ドルの純流入が確認されており、これがBTC価格上昇の原動力になった模様だ。
仮想通貨情報サイト「CoinGlass」によると、当記事執筆時点の現物ETF残高は313億ドル。2月8日時点の290億ドルと比較して大幅に増加した。BTCに特段のニュースは報道されておらず、将来性を期待した買いが集まったと考えられる。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、上昇傾向を強めており、現在値は直近高値付近に位置している。最新足で陰線を形成中であり、直近高値がレジスタンスラインとして機能している模様だ。RSIが高値圏に位置しており、BTCUSDTはこの付近で反落してもおかしくない。
上昇トレンドの定義は高値と安値が同時に切り上がり続けることであり、現状は定義に合致していない。直近高値を越え、その後に押し目を形成してさらに上昇するまでは、反落の可能性を捨てきれないだろう。