2024.02.19
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も上げた。
週末にBTCの採掘難易度が80TH/s(80兆ハッシュ毎秒)を越え、史上最高を更新した。採掘難易度とはビットコインマイニングの難しさの指標で、数字が大きければ大きいほどマイニングが困難になる。事業者はマイニング機器を追加投入し続けている模様で、これが難易度上昇の要因だろう。
なお、今年4月中にも半減期を迎えると見込まれており、半減期以降はマイニング報酬が半減する。にもかかわらず採掘難易度は上昇中であり、マイニング事業者はBTC価格に強気な見通しを持っていると言えそうだ。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、上昇トレンドの後に横ばいに転じた様子がわかる。21期間移動平均線(SMA)を一時的に下回ったもののすぐに値を戻しており、下値は堅い。今後は直近高値と安値のいずれの方向を抜けるかに注目が集まるだろう。
RSIに視点を移すと、徐々に下落しており買いの過熱感はない。その一方、BTC価格の上昇とRSIの下落が同時に出現しており、これは価格下落サインとされることがある。直近のBTCには方向感がないこともあり、上昇一辺倒とはいかない可能性に注意したい。