2024.02.16
仮想通貨(暗号資産)は強弱まちまち。ビットコイン(BTC)はわずかに下げ、イーサリアム(ETH)は上げた。
昨日は日英で経済指標が発表され、いずれも四半期国内総生産(GDP)が2期連続でマイナス成長となった。日本での景気の山や谷はDI(ディフュージョン・インデックス)を元に判断されるものの、一般的にはGDPの2期連続マイナス成長で景気後退入りと判断される。しかし、日英米で株価は上昇しており、リスク資産への資金流入が継続している模様だ。
直近1週間を概観すると、仮想通貨市場への資金流入も続いており、多くの銘柄が上げている。BTCの上昇が続くと考える市場参加者が多い模様で、それが現実となるかどうかに注目だ。
4時間足チャート(ETHUSDT)
ETHUSDTを4時間足チャートで見ると、継続的に価格を上げている様子がわかる。下落する場面があっても、21期間移動平均線(SMA)付近で反発しており、上昇の勢いは強い。21期間SMAと200期間SMAはともに右肩上がりで、21期間SMAが200期間SMAの上にあり、この点から見ても上昇トレンドが明確だ。
なお、RSIはおおむね買われすぎの水準で推移しているが、これは上昇の勢いが強い場面でみられることがある。
現在の上昇力は極めて強いものの、永続的に上昇するものではなく、どこかで大なり小なりの下落があるのが通常だ。リスク管理に十分配慮しつつ、相場に接する必要があるだろう。