2024.02.23
相場概況
仮想通貨(暗号資産)はおおむね穏やかで、価格動向はまちまち。ビットコイン(BTC)はわずかに下げ、イーサリアム(ETH)は逆に上げている。
ビットコイン開発者のグレイ・ライト氏は、従来から自身がビットコインの発明者だと主張している。現在、この主張をめぐって裁判が進行中だ。裁判でグレイ・ライト氏の主張が認められる場合、彼のビットコインに対する知的財産権に関する主張も認められる可能性があり、業界に波乱をもたらすかもしれない。
市場は冷静に成り行きを見守っており、相場に特段の影響は確認できない。裁判の模様は各種報道で伝えられているため、これらの報道に目を通しておくと有益かもしれない。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、レンジ相場を経て強い上昇を示していたが、直近は横ばいで値動きが乏しい様子がわかる。しかし、2本の移動平均線(SMA)は右肩上がりであり、上昇傾向が崩れたとはいえない。
下落する場合の目途は、21日SMA、または47,000ドル付近に広がるサポートラインあたりだろう。この水準を下回っても下落トレンドに突入したとは判断できず、40,000ドルを下回ると下降が明確になる。
RSIは買われすぎの水準を下回りつつあり、過熱感は和らいだ。全体としては、上昇傾向が継続中といえるだろう。