2024.02.26
仮想通貨(暗号資産)は上昇が優勢。ビットコイン(BTC)はわずかに下げ、イーサリアム(ETH)は上げた。
ECB(欧州中央銀行)がブログ記事を公開し、以下の趣旨でBTCを批判している。「BTCは処理速度が遅くてコストも高く、決済手段として使いづらい。資産価値が上昇し続けるのも誤りだ。BTCの適正価格はゼロであり、バブル形成と崩壊が繰り返されるだろう。」
X(旧Twitter)にも投稿され、多くの注目を集めている。従来、中央銀行や各国政府は仮想通貨に対して懐疑的な見方を示しており、この趣旨の発表は不思議でない。その一方、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発など、姿勢が徐々に変化しつつあるのも事実だろう。ECBの投稿が正解か不正解か、それは将来になればわかるはずだ。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、レンジ相場から上昇に転じた後、再び横ばいで推移している様子がわかる。その一方、2本の移動平均線(SMA)は右肩上がりであり、このまま進めば価格と21日SMAは交差するだろう。
トレードの視点でチャート全体を見ると、価格と21日SMAの間に強い関係を見いだしづらく、両者の接触後に価格が上昇すると判断するのは難しそうだ。価格は直近高値と直近安値のいずれを抜けて進むか、これが今後の価格動向を占う上で重要だろう。