2024.02.29
仮想通貨(暗号資産)は上位銘柄がすべて上昇。ビットコイン(BTC)は直近24時間で10%近い上げ幅を記録した。
仮想通貨情報サイト「IntoTheBlock」によると、BTC保有者のうち97%が含み益を得ている。オプティミズム(OP)は91%、イーサリアム(ETH)も89%で好調だ。昨年以来の上昇相場を反映していると言えよう。
しかし、すべての仮想通貨が同様というわけではない。ライトコイン(LTC)は40%、アルゴランド(ALGO)は12%にとどまっている。チャート形状がそのまま含み益に反映されている模様だ。現時点では、「いつ買うか」ではなく「どの銘柄を買ったか」で明暗がわかれていると言えるだろう。
1時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを1時間足チャートで見ると、典型的な上げ相場の形成を確認できる。2本の移動平均線(SMA)は右肩上がり、そして価格は高値と安値がともに切り上がっており、上昇の勢いが強い。値動きが落ち着いても21期間SMAに接する辺りで上昇に転じており、この点でも勢いの強さを感じさせる。
現在は62,000ドル台半ばのレジスタンスラインで反落を繰り返し、同時に下値を切り上げている。レジスタンスラインを上方向に抜けるか、それとも21期間SMAを明確に下抜けるかに注目だ。ただし、日足チャートなど上位足でも上昇の勢いは強く、下落しても小幅にとどまると考えるのが自然だろう。