2024.03.08
仮想通貨(暗号資産)はおおむね上昇。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も高い。
ゲンスラー米証券取引委員会(SEC)委員長が発言し、BTCをジェットコースターに例えつつボラティリティがあまりに高いと警告した。BTC価格は米ドル建ての史上最高値を更新した直後に急落し、再び元の水準に戻しつつある。ボラティリティが高いのは事実だ。
その一方、BTC価格はどこまで上昇するかという記事が各メディアでにぎわっており、10万ドルや20万ドルという数字が出ている。高値を事前に見通すのは困難であり、リスクを警告する要人等の言葉にも耳を傾けつつ投資判断する必要があるだろう。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、直近は安値と高値がともに切り上がっており上昇トレンドだとわかる。21日移動平均線(SMA)に接するあたりで反発しており、トレードという面でもわかりやすい。今後の下落局面では、21日SMA付近での反発を想定しやすいだろう。
RSIを見ると、上昇トレンドを形成して以降、おおむね買われすぎの水準で推移している。上昇の勢いが強い場面でしばしば見られる動きであり、下落警戒よりも上昇圧力の強さを確認する手段として使えそうだ。