2024.04.04
仮想通貨(暗号資産)はおおむね下落。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も安い。
複数のメディアが報じたところによると、ARK Investのキャシー・ウッドCEOが発言し、BTC価格上昇の一因として各国の通貨価値の下落を指摘した。具体例としてナイジェリア・ナイラやエジプト・ポンドが挙げられている。その一方で、2024年の上昇は現物ETFが主な要因だろうとも指摘した。
質への逃避先としては金(ゴールド)が有名であり、BTCもデジタルゴールドとしての価値を確立しつつあるかもしれない。また、BTCは発行枚数の上限が固定されている点が特徴的で、各国通貨と異なる。BTCの価値はさらに高くなるかもしれない。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、下落傾向が鮮明だ。200期間移動平均線(SMA)を下方向に抜けた後に反発したものの、上昇の勢いは弱く、再び下落に向かっているように見える。高値の切り上げが途切れたため、上昇トレンドは終了したと判断可能だろう。21期間SMAが200期間SMAを上から下方向に抜けており、SMAの視点からも下落転換が見て取れる。
今後、価格が直近安値の64,000ドル台を下抜けると、下落トレンドがさらに明確になる。この水準を下回るか、それとも反発するか、注目だ。