BTC長期保有者による利益確定売りが優勢

仮想通貨（暗号資産）はおおむね下落。ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）も下げた。

仮想通貨情報サイトBitcoin.comによると、BTCの長期保有者による利益確定売りが活発化している。同サイトは現物ETFからの資金流出も報じており、米国時間月曜日の流出額は8,570万ドルに上った。直近のBTC価格は月足ベースで7か月連続の上昇を記録しており、利益確定売りの増加は自然な成り行きだろう。

この売却によって価格は下落しているものの、潜在的な売り圧力の減少を期待できる。市場参加者が半減期到来後の価格上昇を期待するならば、新規資金がBTCに集まるかもしれない。今後の動向に注目だ。

4時間足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、200期間移動平均線（SMA）を下方向に抜けた後、現在は反発局面にある。反発が進む場合、BTC価格は200期間SMA付近で反落するか、それとも明確に上抜けるかに注目だ。反落する場合、下落トレンドに転換する可能性がある。

200期間SMAを上方向に続ける場合は、21期間SMAも同時に上抜ける可能性がある。この場合は、直近高値の71,000ドル台を超えられるかどうかに注目が集まりそうだ。