日本の上場会社がBTC保有の意向を表明

日本の上場会社がBTC保有の意向を表明

2024.04.09

日本の上場会社がBTC保有の意向を表明

相場概況

仮想通貨(暗号資産)はほぼ全面高。ビットコイン(BTC)もイーサリアム(ETH)も上昇している。

昨日8日、東京証券取引所に上場しているメタプラネット(3350)がBTCの購入方針を発表し、PTS市場で株価が大幅高となった。本日の取引でも高く推移し、前日比で95%近い高値を実現している。

BTC保有が企業価値を上げるかどうかについては、慎重な判断が必要だろう。価格が安い時期にBTCを購入したならば、現時点で大幅な含み益を享受できている。しかし、これから買う場合、価格が期待通りに推移するかどうか不明だ。大幅に下落すると、企業価値を毀損することになるため注意が必要だろう。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、現在値はレジスタンスライン付近に位置している。このレジスタンスラインを上抜けると、次のレジスタンスラインとしてレンジ相場の上限が控えている。200日移動平均線(SMA)は右肩上がりで価格は21日SMAを上回っているものの、RSIは方向感のない動きだ。レンジ相場の上限を上抜けるまでは、上昇に確信を持てない状況が続きそうだ。

その一方、レンジ内で下落する場合は、64,000ドル台と61,000ドル台がサポートラインとして確認できる。今後の価格動向を考えるにあたって、上下どちらのラインを抜けるかが重要な鍵となるだろう。

今後の主な経済指標

  1. 10日 8:50【日本】3月国内企業物価指数
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。