今年公開されたトークンは価格を維持できるか

今年公開されたトークンは価格を維持できるか

2024.04.29

今年公開されたトークンは価格を維持できるか

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は全面安。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も下落した。

インフルエンサーのThor Hartvigsen氏の調査によると、今年に入って公開されたトークンのうち、時価総額が10億ドルを超える銘柄は少なくとも4つある。最大の時価総額を有しているのはJUPだ。希薄後時価総額(FDMC)が100億ドルを超える銘柄も、2つ指摘された。

なお、最大供給量に占める市場流通済みトークンの割合は平均で13.6%に過ぎず、残りの86.4%は市場に徐々に放出されることになる。この放出量に見合う需要を獲得できない場合、これらのトークン価格は大幅に下落するだろう。

チャート分析

日足チャート(JUPUSDT)

チャート分析

JUPUSDTを日足チャートで見ると、3月に上昇した後、直近は下落トレンドで推移している。21日移動平均線(SMA)を下抜けて以降の反発局面では、SMA付近で反落しており、値動きは全体的に弱い。0.900付近にサポートラインがあり、この水準で反発できるか、それとも下抜けるかが鍵になるだろう。

なお、RSIを見ると、40台前半で推移しており、横ばいながら弱含んでいる。RSIの観点から考えても、0.900付近のサポートラインが重要な役割を果たすといえそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 30日 【米国】米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
  2. 30日 8:30【日本】3月失業率、3月有効求人倍率
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。