ConsensysがSECを提訴

ConsensysがSECを提訴

2024.04.26

ConsensysがSECを提訴

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は下落が優勢。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も安い。

複数の報道によると、Metamaskなどの開発企業Consensysは米証券取引委員会(SEC)を提訴した模様だ。訴訟において、ETHは証券に該当しないことの確認を求める。また、ConsensysはSECからウェルズ通知を受け取っていたことを明らかにした。ウェルズ通知とは、SECが訴訟を提起することについて、訴訟の相手方にあらかじめ通知する仕組みだ。SECは、MetamaskのDEX機能が法制度に反していると主張している模様。

なお、ETH価格はこれらの報道に対して大きな反応を示していない。市場は今後の成り行きを見守りたいという姿勢なのだろう。

チャート分析

4時間足チャート(ETHUSDT)

チャート分析

ETHUSDTを4時間足チャートで見ると、21期間移動平均線(SMA)に沿って上昇した後、下落に転じて21期間SMAを下抜けた様子がわかる。200期間SMAに到達する前に下落しており、上昇圧力は強くないと判定できる。また、下落に転じた後の反発局面では、21期間SMAに頭を押さえられており、下方圧力が優勢だといえるだろう。

RSIに目を転じると、買われすぎの水準直前まで上昇した後に反落し、現在は40台を横ばいで推移している。RSIの観点からはトレンドの方向性を判断するのは難しそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 26日 21:30【米国】3月個人消費支出(PCEデフレーター)
  2. 26日 23:00【米国】4月ミシガン大学消費者態度指数
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。