トランプ前大統領が仮想通貨擁護発言

仮想通貨（暗号資産）は下落が優勢。ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）も安い。

各種報道によると、米次期大統領選挙に出馬しているトランプ前大統領が、仮想通貨に対して寛容な姿勢を示した。トランプ前大統領は自身を題材にしたNFTを発行したり、仮想通貨決済を受け入れたりしており、仮想通貨業界ではトランプ氏の支持が高まっている可能性がある。

なお、仮想通貨価格は全体的に低調なままであり、トランプ前大統領の発言に大きな反応を示していない。主要な個別銘柄を見ると、下落が優勢な中でカルダノ（ADA）の上昇率が高い。特段の情報は報じられていない模様だが、直近のADA価格は軟調であり、反発局面に入っている可能性がある。

日足チャート（ADAUSDT）

ADAUSDTを日足チャートで見ると、軟調な展開が続いている。反発局面ではことごとく21日移動平均線（SMA）に頭を押さえられており、200日SMAをも下回った。この結果、デッドクロスが実現している。直近の値動きは横ばいに転じているが、全体としては弱い状況が継続中だ。0.4ドル台前半にサポートラインを確認でき、このラインにサポートされながら上昇の機会を伺うことになるだろう。

なお、サポートラインを下抜ける場合、週足チャートで0.4ドル付近に次のサポートラインを確認できる。ADAにとって、0.4ドル台を維持できるかどうかが、今後の価格推移にとって重要な意味を持つだろう。