2024.05.08
仮想通貨(暗号資産)は全面安。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も安い。
各種報道によると、大手マイナーの4月のBTC報酬が大きく減少した。半減期を経てマイニング報酬は半減したものの、Runesの人気化により送金手数料が増加しており、一定の埋め合わせができた模様だ。しかし、Runesの人気が落ち着いて送金手数料が減少すると、5月以降のマイナーの収入は減少するだろう。
4年ごとのマイニング報酬半減は確実な状況であり、BTCブロックチェーンの送金能力にも限界がある。中長期的に見て、マイナーは厳しい状況への対応が迫られているといえそうだ。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、200期間移動平均線(SMA)で頭を押さえられている様子がわかる。21期間SMAを下抜けた後に反発したものの、21期間SMAを明確に上抜けることはできず、再び下落した。現在値は2本のSMAの下を推移し、SMAはともに右肩下がりに転じており、値動きは弱いといえる。
RSIに目を転じると、50を割り込んでさらに低下中だ。いずれのインジケータでも相場環境は弱いと判断でき、このチャートでの下値目途は57,000ドル付近になるだろう。日足チャートで見ると、57,000ドル付近に加えて52,000ドル付近にもサポートラインを確認できる。