Runesの活動レベルが大幅に低下

仮想通貨（暗号資産）は全面安。ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）も下落。

The Blockchainが報じたところによると、Runesの活動レベルが大幅に減退した模様だ。RunesはBTC上でトークンを新規発行できるプロトコルで、BTCの半減期到来とともにリリースされた。リリース当時と比べ、新規ミント数やウォレット作成数が大幅に減少している。

BTCの半減期到来でマイナーの収益は半減したが、Runesの人気化で収益悪化が緩和されていた。Runesが低調で送金手数料が低位で推移する場合、マイナーの収益環境が悪化する可能性があり、今後の動向に注目だ。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、緩やかな低下傾向を示している。21日移動平均線（SMA）を下抜けて以降もこの傾向は変わらず、反発局面では21日SMAに跳ね返される展開だ。直近の値動きは乏しく、横ばい。

その一方、200日SMAは上昇傾向を続けており、このトレンドが続くと2本のSMAの間の距離は徐々に狭くなる。BTCがどちらのSMAを抜けて進むか、注目だ。

なお、RSIを見ると、全体的に低下傾向で推移しており、現在は40台に位置している。RSIの観点からも、BTCは軟調だといえるだろう。