2024.05.23
仮想通貨(暗号資産)は上昇が優勢。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も買い方が優勢。
米国下院で仮想通貨に関する包括的な法案「FIT21」が採決され、超党派の合意で成立した。米国では仮想通貨に関する法的安定性の不備がしばしば指摘されてきたが、これを契機に状況の改善を期待できそうだ。
なお、ホワイトハウスやゲンスラー米証券取引委員会(SEC)委員長らは法案に反対の姿勢だと伝えられている。ホワイトハウスは議会との建設的な議論を求めており、拒否権を行使しない模様だと報じられている。
週足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを週足チャートで見ると、上昇トレンドが継続している様子がわかる。2023年10月以降は上昇が顕著で、21週移動平均線(SMA)を下回ることなく推移してきた。価格が停滞しても21週SMAに接する前に反発しており、上昇圧力が強い。
現在は反発過程にあり、直近高値付近に位置している。70,000ドル台前半のレジスタンスラインを明確に超えて、史上最高値を更新できるかどうかに注目だ。
なお、RSIを見ると、昨年10月以降はおおむね買われすぎの水準で推移している。継続的な70越えは上昇圧力の強さを示しており、反落シグナルでなく、むしろ買いシグナルと判断できそうだ。