ETHの現物ETFがSECに承認される

仮想通貨（暗号資産）は下落がやや優勢。ビットコイン（BTC）は安く、イーサリアム（ETH）は高い。

ETHの現物ETFに関して、米証券取引委員会（SEC）が全ての申請を承認した。先週まで承認される確率は低いと予想されていたが、今週に入って急展開し、承認に至っている。今年1月のBTCに続く承認であり、仮想通貨分野にさらに多くの資金が集まると期待できる。

なお、承認を受けてETH価格は特段の反応を見せておらず、大きく上昇していない。先日のETF承認の観測報道を受けて既に大きく上昇しており、価格に織り込み済みだった模様だ。

日足チャート（ETHUSDT）

ETHUSDTを日足チャートで見ると、下落トレンドの後に上方向に跳ねたことがわかる。21日移動平均線（SMA）に沿って下落してきたが、直近の上昇でSMAを完全に上抜いた。本日時点で上昇の勢いは弱まったが、依然として価格を上げており、どこまで上昇するか注目だ。下落する場合は、21日SMA付近が下落目途として考えられる。

なお、RSIを見ると、直近の急上昇を受けて買われすぎの水準で推移している。上昇の勢いが強い場合は下落示唆がダマシになることがあり、要注意だろう。価格が押し目を作ればRSIも下落すると考えられ、その時点で押し目買いのチャンスを狙えるかもしれない。