2024.07.08
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)共に下落した。
ベネズエラでは経済悪化によるインフレを背景に、同国外の家族から国内への送金手段として、仮想通貨の需要が増加している。ベネズエラでは2018年以降、2020年を除いて年々仮想通貨による送金額は増加しており、2023年には送金総額54億ドルの内、仮想通貨は9%となった。通常は国際送金サービスのウェスタンユニオン等を利用して送金する。しかし、高額な手数料と処理速度の遅さが問題で、ベネズエラを始めとした発展途上国の人々は従来の国際送金サービスに代わるものを求めていた。
仮想通貨の実用的な利用が普及することは、仮想通貨の長期的な価格上昇にもプラスの影響を与える。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、5日から7日にかけて価格は一時的に回復したが、7日から下落し、21移動平均線(SMA)を下回った。200SMAは下落傾向、RSIも売り圧が強い上、直近では上昇に向かう好材料が見当たらず引き続き厳しい相場が続く。
今後は、53,000ドル付近をサポートラインとして価格が反発して上昇できるかどうかが注目のポイントだ。