2024.07.05
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)共に下落した。
リサーチ企業の10xリサーチは、BTCは5万ドルまで下落する可能性があることを示した。心理的にもテクニカル的にもサポートラインである6万ドルを下回ったことを指摘。直近1ヶ月での売り注文の増加や、マイナー、米国、ドイツのBTC売却により強い売り圧が継続していることも下落要因にあげている。さらに、テック企業CryptoQuantによれば、BTCの長期保有者まで売却していることが発表されている。投資当初から10倍になり、保有期間は5〜7年の保有者の活動が最も活発であるようだ。
現在の下落相場を見て、BTCの買いを検討しているのであれば、5万ドルまで下がることを見越して様子見とした方が良いであろう。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、下落が続き200日移動平均線(SMA)を下回った。RSIは売られすぎを示唆しているが、相場概況でも触れたように、売却要因が多く継続して下落する可能性がある。21日SMAも下落しており、200日SMAに迫ってきている。
今後も継続して下落相場が続く可能性が高いが、21日SMAと200日SMAがデットクロスするかどうかが相場の流れのポイントになりそうだ。