トランプ氏4つ目のNFT販売好調も、一部で批判の声があがる

トランプ氏4つ目のNFT販売好調も、一部で批判の声があがる

2024.08.30

トランプ氏4つ目のNFT販売好調も、一部で批判の声があがる

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

ドナルド・トランプ大統領候補が27日に発行したNFTが、数日で約220万ドルの売上を記録して好調である一方で、トランプ氏のNFT販売に対する批判の声も一部で上がっている。今回トランプ氏が発行したNFTは4つ目で「アメリカ・ファースト」と名付けており、1ミント99ドルで販売。購入者は特典として、トランプ氏との夕食会に参加する権利が手に入る。今回のNFTは22,360個ミントされており、1,210人が保有している。

一方で、トランプ氏のNFTリリース直後にOpenSeaは米証券取引委員会(SEC)からウェルズ通知を通達されており、NFTに悪影響を与えているという批判の声も上がった。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、21移動平均線(SMA)が200SMAにデッドクロスし、価格は急落した。現在下落は落ち着いているが、RSIは売られ気味であり、まだ売り圧の余力はあり、21SMA、200SMAも下落傾向を示している。58,800ドル付近で確認できるレジスタンスラインを下抜けするか持ちこたえるかが次の注目のポイントだ。

今後の主な経済指標

  1. 30日 21:30【米国】個人所得(前月比)
  2. 30日 21:30【米国】PCEコアデフレータ(前年比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。