2024.09.03
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
今週発表される数々の経済指標は、ここ2ヶ月のドル下落トレンドを継続するか、上昇に転じるかに影響する。これにより、BTCへの価格にも影響が出る可能性が高いため、今週の経済指標の結果には注目だ。具体的には、3日に発表される製造業景気指数と非農業部門雇用者数が最もドルのトレンドに与える影響が大きい。両指数とも予測値を下回った場合は、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を下げる可能性が高まり、BTC等のリスク資産への投資が活発となり、BTCの価格は上昇すると考えられる。
しかし、両指数の予測値が大幅に下回った場合、景気後退を引き起こしていると判断し、リスク資産への投資は控えるようになる可能性もある。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、24日に200日移動平均線(SMA)を上抜けしたが再び価格は下落し、現在は21SMAに頭を抑えられる形で推移している。21SMA、200SMA、RSIいずれも横ばいだ。本日からの経済指標の発表を控えているため、市場は様子見となり、しばらくは方向感のない状況が続くと見られる。
57,000ドル付近のサポートラインを下回るか、21SMAや200SMAを上回るかが相場の転換ポイントになるだろう。